田辺のぶひろの グリナリー・カフェ
第14回 2004年11月 5日 グリナリー カフェ の トップページへ 過去の 記事を 見る 協賛企業 50音順
田辺のぶひろの グリナリー・カフェ
今月のゲスト ゲストのプロフィール
逢沢 一郎(あいざわ いちろう)氏
現衆議院議員
第二次小泉内閣外務副大臣
松下政経塾出身(一期生)

http://www.aisawa.net/

 今月・来月は去る10月28日に行われた「みどりの政経フォーラム2004」での逢沢一郎外務副大臣とのトークセッションからお送りいたします。当日会場にお越しいただけなかった皆様はもちろん、ご参加いただいた皆様も改めて逢沢外務副大臣からのメッセージを受け取り、今後の日本外交のあり方に思いを馳せて頂ければ幸いです。(田辺)

 『日本の明日を憂い、我々が創っていく、再構築していく』 その想いを託す田辺のぶひろと共に、まちづくりをしていきましょう!!そんな皆さんとの調和・協働のステージです。「ヒーリングミュージックセッション+トーキングセッション形式の『みどりの政経フォーラム2004』で大いに盛り上がりましょう!
みどりの政経フォーラム実行委員会 実行委員長 織田 高行

ストリートフェスティバル・イン・シズオカ

とき:
11月20日(土)午後1時〜7時 21日(日)午前11時〜午後6時 雨天決行
ところ:青葉シンボルロード
(市役所静岡総合事務所西側)

内容:
アートとミュージックの共演をテーマに毎年様々なパフォーマンスが行われます。
会費:無料
お問合せ:
ストリートフェスティバル・イン・シズオカ実行委員会へ
電話:054-255-4746
(市文化振興財団内)



郷土の彫刻家『平野富山』展

とき:11月24日(水)〜28日(日)午前9時〜午後5時
(24日は午後1時から、28日は午後3時まで)
ところ:清水文化センター2階ギャラリー(清水桜が丘町)
平野富山(ひらのふざん)
明治44年、現在の清水江尻で生まれ、17歳で彫刻を志し単身上京。彩色木彫(木彫り彫刻に日本画の絵の具や金箔などを用いさまざまな技法で描くもの)を学び、写実的な手法を駆使した安定感と健康美あふれる作風で知られる。平成元年没。
会費:無料
お問合せ:
市文化振興課
電話:0543-54-2353

Greenery Cafe(グリーナリー・カフェ)へようこそ!
グリーナリー・カフェとは「緑の喫茶店」 ナビゲーター田辺信宏とゲストとのトークによるインターネットマガジンです。
様々な分野の第一線で活躍する方に登場していただき、それぞれの分野においてどのようなビジョンを持ち課題に取り組んでいるのか、お聞きしていきます。どうぞご期待ください。
田辺信宏(たなべ のぶひろ)

昭和36年生まれ
早稲田大学(政経)卒業、
松下政経塾、英国留学を経て、平成3年、静岡市議会議員に初当選.
平成7年より静岡県議会議員(3期9年間)
現在は、静岡産業大学国際情報学部講師(国際関係論)
田辺のぶひろホームページ

このホームページに関するお問い合わせは
info@greenerycafe.jp
までお願いいたします。

司会者:それではいよいよこれから自由民主党の逢沢一郎外務副大臣と前県議会議員の田辺のぶひろさんの対談です。お二人のご関係はあの松下政経塾の先輩後輩ということで逢沢一郎外務副大臣が一期生、そして田辺信宏さんが六期生という間柄でいらっしゃいます。ではまず我らが代表、田辺信宏さんの登場です。どうぞお入りください。

田辺:皆さんこんばんは、田辺のぶひろです。本日はたくさんの皆様にお忙しいところご来場いただきましてどうもありがとうございます。今日は私自身がこの一年間地域を巡り聞いてきた 日々の暮らしの中からの国に対する不満、あるいは明日の日本に対する夢、そんな思いを私の気持ちの中に入れて、先輩である逢沢一郎外務副大臣に静岡の代表としてぶつけてみたい、と思います。 責任は重大であります。それではご紹介いたします。本日また起こってしまったイラクの人質事件で5時過ぎまで外務省で対策会議をしていたにもかかわらず、このフォーラムのために駆けつけてくださった逢沢一郎日本国外務副大臣です。どうぞ。

(逢沢一郎外務副大臣の入場・拍手)

田辺:逢沢先輩どうもありがとうございます。7時9分に静岡駅に到着したということでお忙しい中ありがとうございます。

逢沢:今日中にどうしても早急に帰る必要があります。イラクに人質事件が起こって48時間以内に自衛隊が撤退しなければというメッセージでしょ。最初にウエブサイトに流れたのが2時7分、昨日の朝なんですね。ですから明日の午前2時7分が一応48時間のタイムリミット、そういう意味では今晩は大変緊張した夜を過ごさなければなりません。

田辺:そういうお忙しい中にもかかわらず静岡にお越し頂きありがとうございます。さて会場の皆さんも一番そこのところが関心の高いところだと思います。すでにテレビ等でご存知の通り、福岡県出身の24歳の若者が人質になって拘束されていて、いま救出に全力投球をしているところです。一番新しい情報は何かございますか。

逢沢:そうですね。とにかく無事に彼を救出するその目的に神経を研ぎ澄ましてエネルギーを集中しています。色々なことを本当はお伝えしたいのですが、何せ生命にかかわることですから個別具体的なことは言えないんです。ただ4月に同様にイラクで人質事件が起こりましたが、あの時私は現地に行っておりました。

田辺:ヨルダンのアンマンで現地対策本部の本部長として陣頭指揮を取られた、そういう意味では今わが国で一番武装勢力との交渉の実際をご存知ですね。

逢沢:ただあの時と今回は随分違うんですね。多分あの時はファルージャ近郊の地域の若い人たち、確認はできていないんですけれども多分その中の少し跳ね上がった人たちが犯人グループ。今回はいろいろな情報を総合すると例のヨルダン出身のザルカウイが率いるより過激なグループがどうやら実行犯かな、と理解しているんですが、そういうことになると、前回のオペレーションと同じことが通用する部分と新しいアプローチが必要な部分と両方あるんですね。

田辺:人質の救出には全力投球をするにしても、テロには断じて屈しない、自衛隊は撤退しないということでよろしいでしょうか。

逢沢:そうですね。小泉総理も町村外務大臣も日本の基本方針として発言しています。だってそれはそうでしょう。自衛隊は何をやっているかというとサマワでまさに新しいイラクの国づくりをしているわけです。あの地域で人道復興支援、水をきれいにしたり、それを配給したり学校や病院を直したり、もう地域の人たちからほんとに信頼を集めて高く評価をされている。サマワだけでなく自分たちの街にも日本の自衛隊に来てほしい、そういう評価が随分寄せられているんですね。そのことは自信と誇りを持って堂々とこれからも当然続けていかなくてはならないと考えています。

陸上自衛隊イラク復興支援ページ
http://www.jda.go.jp/jgsdf/iraq_index.html


田辺:今回派遣された自衛隊の撤退期限は12月ということですね。

逢沢:一応、基本計画の期限は12月14日です。

田辺:来月はアメリカ大統領選挙がある。どちらが勝つにしても、米軍のイラクからの撤退という声もアメリカ世論の中に高まっている。その中でいつも私が思うのは アメリカの言うとおりに、アメリカの後ろを付いて行くだけの日本外交でいいのか、提灯持ちでいいのかというようなことなのですが、いかがでしょうか。

逢沢:まず一言だけイラクについて言うと、イラクの新しい国づくり、民主化それは国際社会全体が支えていかなければいけないんですね。アメリカ軍とイギリス軍があっという間に引き揚げてもそれでイラクの治安が改善されて政治プロセスが進み、来年1月の選挙もうまくいく、そういうことが確実に見通せるのならアメリカもイギリスもすぐ撤退せよ、ということになるんですが、それはやっぱりいい選択ではないということはイラクの人たちも言っているんですね。だからそこは治安を確保しながら政治プロセスを進めていく、そのことに国際社会全体が理解を示して責任ある政治を進めていかなければいけないと思うんです。同時に『日本ていうのはいつもアメリカにくっついてばかりではないか』よくそういうことは言われるんですよ。国会でも時々そんな話があるんですが、やっぱり世界の中で日本の国がどう生きていくか、ということに尽きると思います。一番大事なのは日本の国益でしょ。どんな状況になっても日本が、そして日本人が安全であること。そしてこの豊かさ、この繁栄をより確かなものにしていく。安全と反映の確保、これを政治はしっかり正面から見据えなければいけない。そういうときに日本の外交はやはり日米同盟が基軸です。そして近隣の国々と仲良くするといった国際協調。この二つが絶対変えようがない、大方針だということを冷静に理解いただきたいと思いますね。

田辺:近隣諸国との関係も難しいですね。私は中国に対しても北朝鮮に対しても日本政府はもっと堂々と主張すべきだと思います。サッカー・アジアカップでの中国での一件は大変残念でした。私たちの大事な税金を対外援助の形で中国には随分つぎ込んでいます。その額は毎年約2000億円。私たちの身近な暮らしで言うと、静岡空港が一年間で一個できてしまうくらいの、そんな莫大な支出をしている、にもかかわらず、なんか日本は中国に対して言うべきことを言っているのかなぁ、という気持ちがあります。

逢沢:中国に対してはいろいろな感情があります。こちら側からもあるし、中国からすれば、靖国の問題、歴史認識、そういうことが常にぶつかるんです。ただ日中関係は本当に大きな関係、大切な関係になっています。往復の貿易量は1500〜1600億ドル。このままのトレンドで行くともうすぐ日米貿易を追い抜くかもしれない。そんな状況なんですね。お互いがお互いを必要としている。もちろん近いし関係が深まれば深まるほど色んな摩擦が出てくるんですよ。それはやっぱりお互い胸襟を開いて話し合いで物事を解決していく。ただやはり日本の政治も日本国民も中国に対してしっかりとした発言をする、自分たちの考えをきちんとぶつける、そういう態度が一番大事ですね。いまちょっと東シナ海の石油や天然ガスの開発のことでもめている、そういうことについても日本の国益をきちんと主張するということ、譲らないことは譲らない、そういう姿勢で臨むということがより良い関係を作っていくベースになるんですね。

田辺:お互い本音と本音でぶつかり合ってその中で真の友情を作っていくということですね。

逢沢:もちろんそうです。

田辺:外務省の外交というのは我々庶民からすると雲の上のような、なんだかよく分からない、そんな気持ちなんですね。しかしそういう外交とか外務省の仕事というものを我々国民がきちっと正しく理解して応援をしていかなければいけないと思います。もう時間が迫ってまいりました。これからは国民外交の推進ということも必要となってくると思います。このセッションの最後に外務副大臣という立場で、会場の静岡の皆さんに国民外交推進の立場から何かメッセージをいただけないでしょうか。

逢沢:そうですね。1億2500万人が日本に住んでいる。しかしこれから少し人口が減り始めますね。そして高齢化もすすんでいく、そういう状況は避けれないんだけれども、しかしそうなっても日本の想像力や開発力は落ちない、一人当たり30000ドルを超える所得がさらに拡大し豊かさを確保する、そして上手な外交によって安全をキープする、それが一番大切なことなんだと思います。世界中が混乱していて、紛争があって、日本だけが平和でハッピー、こういうことはありえないんですね。世界のGDPの15%を持っている日本は世界の反映安定のために日本ならではの役割を果たしていかなくてはならない。そういう意味で国連の安保理の常任理事国の中に入って新しい立場で仕事をしていくぞ、小泉総理もそういう発言をしました。そういう政治の努力と同時にやはり対国民外交ですね。パブリック・ディプロマティという言葉を聞かれるかもしれませんが、政府対政府、国会議員対国会議員という外交だけでなくて、市民レベルの外交・お付き合い。旅行もいいでしょう。またお客様を迎え入れる。そうして一人一人に考え方や生活やそういうものをこちらも理解するし外国の人たちにも理解してもらう、そういうことをぜひお願いしておきたいですね。

田辺:これからも静岡の皆様と一緒に日本外交に関心を持って明日の日本を見守って生きたいと思います。ありがとうございました。

逢沢:頑張りましょう。

(第一部終了)

(本文中敬称略)


次回 12月3日(金)予定

今日は私自身がこの一年間地域を巡り聞いてきた不満、あるいは夢を私の気持ちの中に入れて、先輩である逢沢一郎外務副大臣にぶつけてみたいと思います。

4月に同様にイラクで人質事件が起こりましたが、あの時私は現地に行っておりました。


サマワだけでなく自分たちの街にも日本の自衛隊に来てほしい、そういう評価が随分寄せられているんですね。

市民レベルの外交・お付き合い。旅行もいいでしょう。またお客様を迎え入れる。そうして一人一人に考え方や生活やそういうものをこちらも理解するし外国の人たちにも理解してもらう、そういうことをぜひお願いしておきたいですね。
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