田辺のぶひろの グリナリー・カフェ
第16回 2005年 1月 19日 グリナリー カフェ の トップページへ 過去の 記事を 見る 協賛企業 50音順
田辺のぶひろの グリナリー・カフェ
今月のゲスト ゲストのプロフィール
市川 弘明 (いちかわ ひろあき)氏
清水エスパルス応援団 シャペウ・ラランジャ 団長
事務所: 〒424-0806 静岡市清水辻2丁目4−28
TEL:0543-64-6573 

シャペウ・ラランジャ ホームページ

みなさま、明けましておめでとうございます。本年もグリナリーカフェをよろしくお願いいたします。
さて2005年の第一弾は地元清水エスパルスの老舗応援団シャペウ・ラランジャの市川団長にお越し頂きました。昨年の清水エスパルスは下位に低迷しましたが、エスパルスに託す思い、応援に掛ける情熱を語っていただきました。(田辺)


静岡サイクルジャム2005

自転車による各種競技やデモンストレーション、おもしろ自転車・最新スポーツバイク&電動アシスト自転車試乗会等

とき:
2月11日(祝)12日(土)
ところ:駿府公園
詳細はこちら
http://www.cyclejam.net



『ピノッキオ
その誕生から現代まで』展


●関連事業  
◆教育者向け “ワークショップ”
 「ピノッキオから考える」
◆講演会
 「ピノッキオを追いかけて」

とき:1月29日(土)〜3月13日(日)
ところ:静岡アートギャラリー
開館時間:午後10時〜午後7時(入館は6時30分まで)
入館料:
大人800円、大学生・高校生600円

詳細はこちらから



Greenery Cafe(グリーナリー・カフェ)へようこそ!
グリーナリー・カフェとは「緑の喫茶店」 ナビゲーター田辺信宏とゲストとのトークによるインターネットマガジンです。
様々な分野の第一線で活躍する方に登場していただき、それぞれの分野においてどのようなビジョンを持ち課題に取り組んでいるのか、お聞きしていきます。どうぞご期待ください。
田辺信宏(たなべ のぶひろ)

昭和36年生まれ
早稲田大学(政経)卒業、
松下政経塾、英国留学を経て、平成3年、静岡市議会議員に初当選.
平成7年より静岡県議会議員(3期9年間)
現在は、静岡産業大学国際情報学部講師(国際関係論)
田辺のぶひろホームページ

このホームページに関するお問い合わせは
info@greenerycafe.jp
までお願いいたします。
田辺:本日は清水エスパルスの老舗応援団 シャペウ・ラランジャの市川弘明団長にグリナリーカフェにおいで頂きました。お忙しい中ありがとうございます。

市川:よろしくお願いいたします。

田辺:市川さんとも長いお付き合いをさせていただいていますが、いつ頃、どんなきっかけで、シャペウ・ラランジャに入団されたのですか?

市川:少し長くなりますが、実はテレビでエスパルスの試合を初めて見たのが今から12年前くらいでした。

田辺:そんなに前ですか。Jリーグが発足したばかりの頃ですか。

市川:93年のJリーグ開幕の前年、92年にヤマザキ・ナビスコカップが、当時Jリーグに加盟していたエスパルスを含む10チームで試験的に行われたのです。その時にたまたまテレビでエスパルスの試合を見て凄く面白く感じたんです。試合はもちろんですが、応援の仕方もサンバを主体とした独特な楽しい応援でそれに魅力を感じました。で応援団に加入したのは94年の事です。

田辺:ちょうど10年前ですね。

市川:そうですね。入団したばかりのこの頃、シャペウ・ラランジャでアウェー・ツアー参加者を募集していて、一つ上の姉と参加したのです。そのツアーバスに一緒に乗り合わせた当時熱心に活動していた方から、「シャペウの一員として一緒に盛り上げていかないか」と声をかけて頂いたのがきっかけでした。で最初は旗持ちから。それから本格的にスタッフの一員となり徐々に応援団の色々なことを学びながらきまして、昨年2004年の4月に団長をさせていただくことになりました。

田辺:10年後に団長になると思っていましたか。

市川:いえ、思ってもいなかったですね。まさか自分が・・・と。(笑)私のような人間に務まるのかとそれが心配だったんですが、私が団長になる前までスタッフとして一緒にやっていたメンバーがそのまま現在の事務局スタッフとしてやってくれています。その方達が一生懸命やってくれて、私の足りないところを補って支えてくれています。それ以外の団員の皆さんにもスタジアム内で助けていただいています。シャペウ・ラランジャとはそういった温かい気持ちを持った方々の集まりなんです。田辺さんのような人望の厚い方にも入団していただき、これまでも様々なところでご支援いただき私も心強いばかりです。

田辺:私も会員のひとりとして感謝しております。(笑)。

市川:一人でも多くエスパルスを応援してくれる方がいれば、それだけで地元静岡・清水のサッカーを盛り上げていくことが出来ます。エスパルスがある限り、私も応援団をずっと続けていきたいと思っております。

田辺:私も参加させていただいてありがたいなぁと思うのは、団長始め役員の方々・お世話役の方々が、心づくしで気を遣ってくださることなんです。居心地がいいんですよね。

市川:それがシャペウの一つの魅力でありいい所だと思います。私が入団した時に感じたことは「大人の応援団」だということですね。Jリーグ発足当初はとにかく若い人達がどんちゃん騒いだりという感じだったんです。そんな中でもシャペウは年輩の方なども混ざっていて、老若男女問わずみんな楽しく一体となって応援できて「いい感じ」だったんですよね。

田辺:なるほど。

市川:じつは応援団の方も少し変わりつつあります。開幕当時若手だった方もさすがに10年以上も経つと30代後半から40代になってきていて、そんな世代交代とともに徐々に応援スタイルも若手中心の応援に変わってきています。そんな中でもシャペウ・ラランジャはチーム発足当初からの歴史があり、その時代に沿ったスタイルに合わせる柔軟な姿勢、「紳士淑女」の精神を受け継ぐ先輩方がいてくださるからこそ、「大人の応援団」と言えると思います。

田辺:なるほど。応援団自身も10年間で成長したと言うことですね。今は何名くらいの会員がいるのですか。

市川:現在は約400名の団員がいます。静岡県を中心に北は北海道から南は福岡まで各団員が同じエスパルスを愛するサポーターとして活動しています。

田辺:月に何回くらいの応援活動があるのですか。

市川:おもに日本平で試合があるときですから、月に二回くらいでしょうか。

田辺:団長は欠かさず行かなければならないのですよね。

市川:そうですね。毎試合行くと言うことでシーズン・シートという年間パスを購入してあります。(笑)

田辺:私も先日の柏レイソル戦、2対1で勝ってJ1残留を決めたとても良い試合だったんですが、その時に応援に参加させていただきました。それにしてもあの一体感と盛り上がり、そしてサンバのリズム、本当に良いですね。

市川:そうでしょう。それがエスパルスとエスパルスの応援の魅力です。エスパルスの応援の基本はサンバです。色々なチームの様々な応援がありますが、チーム発足当初からサンバを基本とした応援をし続けてきているのはエスパルスだけではないでしょうか。

田辺:そうなんですか。

市川:他のチームでもサンバを基本として応援しているところはありますが、本格的にサンバ楽器の音・リズムを主体とした応援歌などがあるのはエスパルスだけだと思います。

田辺:サンバ隊の皆さんはやはり練習されているんですよね。

市川:基本的に月一回 静岡市内の会場を使って練習しています。日本平スタジアムで演奏する「清水エスパルスサンバ隊」「シャペウ・ラランジャサンバ隊」が主に中心となって練習していますが、他にも色々な応援団の皆さんが集まり、日々練習に励んでいます。

田辺:色々な応援団が林立していたのを大きくまとめ上げたのも、シャペウ・ラランジャの功績だと伺っていますが。

市川:正直なところを申しますと、シャペウ・ラランジャも当時、発足当初からブームのころまでは多いときで団員が約3000人近くいたんです。それがJリーグの人気低迷と共に団員が減ってしまいました。今も色々なたくさんの応援団があるのですが、全体的に減ってきているのが現状です。ですので今こういう時こそ、各応援団が一丸となってエスパルス、ホーム日本平を盛り上げよう ということで頑張っているところです。

田辺:そうですか。応援団というくらいですから血気盛んな方もいらっしゃると思います。応援団をまとめ上げると言うことで一番留意したこと、気を遣った事というのはどんなことでしょうか。

市川:最初の頃はシャペウ・ラランジャが主体で応援を繰り広げていたんです。でも各応援団ごと・また人それぞれ考えがありますから、『何でこういう時にああいう応援をするのか』『あの選手が良いプレーをしたのになぜコールしないのか』など、色々な衝突がありました。最もそういう事があったからこそ、熱い応援が出来た部分もあったのですが、それが表面化し応援団同士のムードが悪く応援がまとまらなくなってしまった時もあったんです。そうしているうちに97年頃、エスパルスが経営危機に陥ってしまいました。もしかしたらチームが消滅してしまうかもしれない・・・そういう時に応援団同士がもめている場合ではない・チームはきっと存続する・改めて気持ちを一つにしてエスパルスを応援していこう、ということで今に至っています。そういったことで現在のまとまった応援が出来ているわけです。

田辺:なるほど。応援団の団結はこれからますます、というところですね。

市川:そうですね
田辺:エスパルスはそういう市民の思いの上に、市民球団として、Jリーグの中でも無くてはならないチームとして成長してきたわけですね。しかし一方で、昨年はなかなか成績が上がらずにサポーターとしてもフラストレーションが溜まった1年だと思います。エスパルスの現状を見てどこが問題だと思いますか。

市川:一言では言い表せないのですが、まず球団の方針というか、考え方に一貫性がなかったように感じられます。というのは昨年の開幕当初、チームはアントニーニョ新監督を迎えたのですが成績不振により1stステージで解任されました。そして2ndステージからは石崎監督が指揮をとったのですが、残念ながらいい成績を収めることが出来ずやはり同じく解任されてしまいました。私が望むのはそういった短期的プランで実績のある監督で強いチームにするというこではなく、長期プランを立てて長い目で見て欲しいとい言うことです。どんなに指導力の長けた監督でも就任してその年にいきなりいい成績を収めるというのはなかなか難しいと思うのです。確かにプロですから勝利は大切ですが、それよりもまずチームの土台を作り、そこから少しずつ力をつけていくということが必要だと思います。それがチームのレベルアップ、底上げに繋がるのではないでしょうか。あくまでも結果論ですが、昨年もしそれができていたとしたらまた違った結果になっていたのでは、と思うのです。

田辺:昨年、エスパルスは何とか崖っぷちでJ1残留を決めました。今後清水エスパルスが強豪として成長していくのには何が必要でしょうか。

市川:まず良い若手。即戦力とまで行かなくても、未来の有望選手を獲得すること。「金の卵」である彼ら若手の育成ではないでしょうか。

田辺:経営的には静岡は政令指定都市になったとはいえ、名古屋・横浜よりまだだいぶ少ない市民70万都市。企業的にも練習環境はじめ他のチームから比べたらハンディキャップがあると思います。年俸以外の部分で若手が魅力を感じる様な部分が無ければ、エスパルスへはなかなか入団しないと思うのですが、その点はどうでしょう。

市川:そうですね。強いチームに入って大きな舞台で活躍したというのが本音でしょう。あと現在エスパルスにはスター選手がいないんですね。スター選手を誰か一人でも獲得できれば注目度も違いますし、その選手の起用が当たりチームが機能して成績が上がっていけば、若手選手もそんなエスパルスというチームに魅力を感じるのではないでしょうか。まず、地元静岡・清水の選手を、といいたいところでもあります。

田辺:可能性のある選手は、今 団長の頭の中にありますか。

市川:今季は8人の若手新戦力の入団が決まっています。どの選手とはまだ言えませんが、新監督には積極的に試合で起用してほしいと思います。まず試合に出てJリーグのレベルに慣れてくればチームに馴染むのも早いでしょうし、良い選手もより早く育つと思います。その結果として上位に進出してくれたら嬉しいですね。

田辺:最後に団長として今年の抱負、政令指定都市になる清水・静岡の皆さんに伝えたいメッセージなどありましたらお願いいたします。

市川:昨年はエスパルスは残念な成績に終わってしまったのですが、今年はチームの生え抜きである長谷川健太新監督を迎え“健太エスパルス”として古豪復活を目指して早速始動しました。清水エスパルスは前身である企業母体のないゼロからのスタートで市民の熱意で誕生したまさしく「市民球団」です。ぜひ地元の皆さんにたくさん応援していただきたいと思います。そしてその為に一人でも多くの皆さんに日本平に足を運んでいただきたいです。そうすれば選手も奮起してより一層力を発揮してくれることと信じています。結果として再び優勝を狙えるチームに必ず成長してくれると思います。もともと実力のあるチームですから、まずは我々サポーターが盛り上げていかなければいけません。その為にもホーム・日本平スタジアムで我々と同じサポーターとなって一緒に応援していただきたいと思っています。よろしくお願いします!!

田辺:まずは日本平スタジアムへ多くの方に集まっていただきたいですね。

市川:はい。私たちシャペウ・ラランジャは毎試合ゴール裏2階席の中央付近に陣取っています。エスパルスを好きな人、応援したいという人なら老若男女問わず気軽に溶け込んで楽しめますので、是非一緒にエスパルスの勝利のために熱い応援をよろしくお願いいたします!!

田辺:そうですね。熱いサンバのリズムで。(笑)本日はどうもありがとうございました。

市川:ありがとうございました。

(本文中敬称略)


次回 2005年 2月 25日(金)予定

いつ頃、どんなきっかけで、シャペウ・ラランジャに入団されたのですか?

私が入団した時に感じたことは「大人の応援団」だということですね。


日本平スタジアムへ多くの方に集まっていただきたいですね。
Back Next

このページの一番上に移動 グリナリー カフェ の トップページへ 過去の 記事を 見る 協賛企業 50音順
2004 (C) Copyright by 21世紀懇話会
All rights Reserved.
グリナリー カフェ の トップページへ